長岡赤十字病院脳神経外科

 Department of  
  Neurosurgery,

 Japanese Red Cross
   Nagaoka Hospital

 

〒940-2085

 新潟県長岡市千秋

  2丁目297番地1

 2-297-1 Senshu, 
  Nagaoka City, 
   Niigata 940-2085,     Japan.

 

 TEL 0258-28-3600

 FAX 0258-28-9000


慢性硬膜下血腫

頭蓋内の硬膜下というスペース(頭蓋骨と脳の隙間)にゆっくりと血液が貯留してくる疾患です。主に頭部外傷を原因とし、覚えていない程度の頭部打撲で本疾患を生じる場合もあります。左右どちらか片方に生じる事が多いですが、両側同時に生じる場合もあります。

 

主な症状

 脳を圧迫する程度まで血腫が増大すると、手足の運動麻痺・頭痛・認知症の進行といった臨床症状が出現してきます。ゆっくり進行するため初期には気づかれにくい場合が多く、頭部打撲の12ヶ月後、どことなく元気がない・箸が使いにくい・転びやすくなったなどの変化があれば本疾患の可能性がありますので、外来受診をお勧めします。

 

治療

 症状が出現した場合、慢性硬膜下血腫に対してドレナージ手術 (局所麻酔で20分程度を必要とします。無症状で見つかった場合は、基本的には外来で経過観察を行い、血腫が増大して症状が出現した場合にはその時点で手術治療となります。


再発

 手術後は基本的には速やかに症状が改善しますが、10人に1人 10%)にはその後血腫の再貯留(再発)が見られ、何らかの症状を呈するようになり再手術が必要となります。まれに繰り返し再発される方もおり、複数回の手術を必要とする場合もあります。

 

当院の治療成績

 当院では本疾患の手術を年間40例程度に施行しており、2006年からの243例の治療成績では、初回治癒率90.5%再発率9.5% (再発18.3%、再発21.2%)となっております。初回治療から再発までの期間は平均26日です。